工場のメッキラインを新設する為、ビニエスのライニング工事が始まります。
現状の床はフラットな床面に、ピットなどを増設した感じです。
それに伴い周りの間仕切りや天井なども塗装(エポキシ系浸透シーラー&2液エポキシ系塗料)がありますが、
塗装は特に材料選択の基準以外は技術的な事は少ないので、細かい説明は省きます。
現状の床
側溝とグレーチングの金物&シールポケット
ピット小
ピット大
この下地に今回は使う薬品の危険度は少ないので、
ビニールエステル樹脂のライニング1プライ&サフェースマット1プライの仕様です。
現状の天井
耐薬品塗料にて仕上げた天井
天井に使った材料 2液エポキシ系浸透シーラー
上塗り ハイポン40 2液エポキシ系耐薬品塗料
床に戻って
まず、既存下地部分がすごく悪いので下地処理をします。
今回はラインナックスというメーカーの機械で表面を剥離します。
ラインナックスを当てた状態です。
その後、エポキシのアンダー材を使って面を平滑に近い状態に直します。
汚いけど、使う材料です。
既存の床が残っている部分を全て補修した状態です。
新設で打ち直した部分も、レイタンスや型枠の剥離剤などが表面に付いているので、カップサンダーで全体をケレンし、表面を落とします。
ここまでやって、やっとライニングのプライマー塗付に移れるのです。
台風の被害の調査や工事を段取りしている間に、
写真が撮れずに、工事が進み完了してしまいました。
貼り終えて、増し塗りも終わり、ライニングの端末にエポキシのシールを打ち
トップコートをして仕上がりました。
終了です。